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コミュニティーデザイナーも登場!!しあわせの経済フォーラムから学ぶEDGEHAUSが描く未来


こんにちは。EDGEHAUSゼネラルマネージャーの行政です。

いつもEDGEVIEWをチェック頂きましてありがとうございます。

11月11(土)、12日(日)東京でしあわせの経済世界フォーラム2017が開催され、

11日に開催された本会議にEDGEHAUSを代表して、行政が参加してきました。

本会議では世界中のローカルな活動の紹介や登壇者の熱いメッセージに、改めてEDGEHAUSの目指すべきものを再認識したフォーラムでした。

[フォーラムにはSlowCoffeeのコーヒー生産者(真ん中2人)も登壇した。]

収容人数800人の会場がいっぱい。大盛況のフォーラム

しあわせの経済世界フォーラム2017は、NGO団体ローカルフーチャーズ明治学院大学国際学部付属研究所などが、パタゴニア日本支社パルシステム等の協力の元、開催しました。

このフォーラムは環境、教育、保育、労働などグローバル経済によって引き起こされた危機が深まる中で、未来に向けて経済の形はどうあればいいのか、我々はどう行動すればいいのか、国際的な議論と実例を紹介しつつ、国内外に発信しようというものです。

私が参加した11日の本会議には、「コミュニティデザイン」の著書で知られるコミュニティーデザイナーの山崎亮さんと、脱原発を訴える金融機関城南信用金庫相談役の吉原毅さんらのシンポジウムや、世界中からグローバル経済に疑問を持ち、自ら訴え行動してきたローカルイノベーター達が登壇し、大勢の参加者にグローバル経済から新しい経済の形へのシフトを訴えました。

[山崎亮さん、城南信用金庫吉原相談役らのシンポジウム]

しあわせの経済とは?

この本会議で登壇者が口々に言っていたのが、「ローカル経済」。大企業や大きな資本に頼らない、地域に根ざしたエネルギー、食料、健康、教育等を賄っていき、豊かに不安なく暮らせるローカルな経済、それこそがしあわせの経済なのだと、登壇者達は訴えました。

ブリストル市(イギリス)の元市長ジョージファーガソン氏は、シェアオフィスやファーマーズマーケットの整備を通して、家の近くで働ける環境と、子供達に持続可能な社会を作る大切さを伝える教育環境を作ってきたと紹介。

またメキシコのコーヒー生産者は大企業や商社に頼ることなく、自立した共同組合を設立し、農業生産だけでなく、生活に必要な知識を得られる教育の場や、女性・若者の雇用を生み出す観光産業や民芸品の生産の場を作ってきたと説明しました。

特に印象的だったのはこのフォーラムの代表的な登壇者の一人、サティシュ・クマールさん(※1)の話。

サティシュさんは80歳を超えているとは思えないぐらいパワフルで生き生きした声で、会場にいる人々に訴えます。

「ローカル経済は新しい経済です。自分が知っている人のものを使いましょう。そうすればつながりが作れ、感じることができるでしょう。」

[ドキュメンタリー映像「サティシュ・クマールの今、ここにある未来」のプロモーション動画]

※サティシュ・クマール

インド出身でイギリスの思想家。マハトマ ガンディーの思想に共鳴し、世界中の首脳達に核放棄の放棄を唱え続けてきた、世界的な思想家で、持続可能な豊かな社会を作り出す教育機関を作ったことでも知られている。

EDGEHAUSとしあわせの経済

EDGEHAUSメンバーは創立期に「幸せの経済学」というドキュメンタリー映画の上映会を開催しました。この映画と上映会の実施はEDGEHAUSにとって原点の一つです。

[幸せの経済学の予告編。監督は本会議でも基調講演を行ったヘレナ・ノーバーグ=ホッジ]

先のサティシュさんは「自分が知っているものを使う」必要性も語っていたのですが、EDGEHAUSも「自分が知っているものを使う」ということを、大切にしています。

例えばフロッシュのゲスト店長制度というのは、「自分が知っているもの」を楽しめる制度です。自分の知っている人が店長となり、その人が作ったものを楽しめる。素材はどこで手に入れたのか?どうやって作ったのかその場で知ることができ、ゲスト店長が来店者同士をつなぐことで、新しいつながりが生まれます。

コワーキングスペースは、時間を浪費することなく、家の近くで働くことができ、そこから生まれるつながりと情報を得られ、この場所でしか生まれないビジネスを生み出すことができます。

これからもEDGEHAUSは、地道に私たちにできるローカルな経済の形をどんどん作っていきたいと、サティシュさんや他の登壇者の方の話を聞いて思いました。

しあわせの経済に踏み出してみよう

いきなり何もかも自分の生活スタイルを変えて、グローバル経済からローカル経済への転換というのは無理かもしれません。

でもEDGEHAUSのお店でコーヒー1杯を飲むことから、奥手賀で地元の自然を楽しむことから、コワーキングスペースで家の近くで仕事をすることでローカル経済は始まると思います。

一人一人が自分の知っているものを買ったり、使ったりすることで、またコミュニティの中の人々とつながりを作っていくことで、少しづつローカル経済へシフトしていくことが可能なのではないでしょうか?

そうすれば大企業や行政に頼りきりになるのではなく、自分たちの手で自分たちの心地いい暮らしが手に入るのではないかと思います。

[コワーキングスペースNoblesse Obligeではオーガニックコーヒーのセルフサービスがある。]

フォーラムは1日目の本会議だけでなく、2日目には分科会として登壇者と参加者で具体的な様々なローカル経済の形を考えた会合がいくつも開催されました。その様子は1日目とあわせてFacebookやwebページにレポートも上がっていますので、お時間ある際にぜひご覧ください。

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